CI/CDワークフローの自動化

オートメーションサーバーは、ビルド、テスト、配布などの作業を自動化するためのものです。PowerBuilderアプリケーションに継続的インテグレーションと継続的デリバリを導入するのに役立ちます。オートメーションサーバーの選択肢は、ここ数年で大きく広がっています。
PowerBuilderでよく使われるオートメーションサーバー:
オートメーションサーバーで継続的インテグレーション・ワークフロー(またはパイプライン)を作成するには、いくつかの連続したジョブ/タスクを設定する必要があります。サーバーは、新しいビルドが利用可能になったときなど、指定されたとおりに各タスクをトリガーし、その実行に関するフィードバックを提供します。
場合によっては、特定のツールの統合/設定を簡略化するためのプラグインが利用可能です。
PowerBuilder 2025および2025 R2では、PowerBuilderのCI/CDを強化する大幅な改善が加えられ、継続的インテグレーションがより高速、シンプル、堅牢になりました。
| 機能 | PowerBuilder 2022 | PowerBuilder 2025 |
|---|---|---|
| コンパイラ | 従来のPBLコンパイラ | 新しい超高速コンパイラ 2~3倍高速 マルチスレッド、ASTベースのコンパイル 「Solution」形式のみ |
| ソースコードの保存形式 | バイナリ形式の独自PBLファイル | プレーンテキストのソースコード Git/SVNとのネイティブな互換性 ソースコードとPコードの分離 |
| Git/SVNとの統合 | 標準サポート | 強化されたネイティブ統合 互換性とパフォーマンスの向上 ソースコードの順序を保持 |
| CI/CDのサポート | PBAutoBuild220.exeを提供 スタンドアロン、IDEライセンス不要 |
PBCをPBAutoBuildに統合 「Deploy only」(配布のみ)オプション。ビルドマシンにPowerBuilder IDEやライセンスは不要 |
| プロジェクトの変換 | 「workspace」プロジェクトのみ | ワンクリック変換 Workspace → Solution(一方向) 「workspace」形式も引き続きサポート |
PowerBuilder 2025は、2つのアプローチをサポートしています。
どちらの形式を選ぶかは、各プロジェクト固有の技術的制約によって決まります。
「Solution」形式は、CloudProエディションおよびProfessionalエディションで利用できます。マシンコード、ORCAScriptによるコンパイル、PBNativeおよびSCC API、PowerServerのcursory(超高速)ビルドモード、および一部のPowerBuilder関数には対応していません。
ソース管理とビルドに関するPowerBuilder 2025 R2の改善点
PowerBuilder 2025 ツール&リソース:
ジョブは、PowerBuilderのコードをGITやSVNのリポジトリから取得できます(solution形式の場合はプレーンテキストのソースファイル、workspace形式の場合はPBL)。そして、PBAutoBuildを使って、オートメーションサーバーはPowerBuilderまたはPowerServerのビルドを生成できます。
主要なオートメーションサーバーはPowerBuilderに対応しています。
PowerBuilder 2019、2017をお使いの方は、こちらの記事を参考に、従来のツール「PowerBuilder Compiler」の使い方をご確認ください。
ツール&リソース:
オートメーションサーバーでは、コマンドラインでVisual Expertを呼び出すか、Jenkinsをお使いの場合はVisual Expertプラグインを使用することで、コード検証を自動化できます。
コマンドラインでAscentialTestを呼び出すか、AscentialTestが提供するJenkinsまたはAzure DevOpsのプラグインを使用することで、PowerBuilderやPowerServerアプリケーションのテストも自動化できます。
PowerBuilder 2025は、2025 R2でさらに改良され、大きな転換点となりました。利用可能なさまざまなオートメーションサーバー(Jenkins、GitLab CI/CD、Azure DevOps、GitHub Actions)と組み合わせることで、PowerBuilderチームは堅牢なCI/CDワークフローを導入するための選択肢を広げることができます。